「ふぅ…これで安心だよ☆」

  【シズちゃんと俺 着信ナシ】

  お久しぶり…なのかな?折原臨也です☆
  女装してシズちゃんと指輪がおそろいになって、すごくルンルン気分♪
  シズちゃん、殴らなかったし…嫌なら壊してでも外すだろうから。
  指輪を見るたびシズちゃんとおそろいという事実に嬉しくなる。
  俺とシズちゃんだけ…二人だけ…!!
  また嬉しくなって、ついフワフワのフードに顔を埋めちゃった★
  「…何やってるの」
  波江さんが変な目で俺を見ている。
  「もう、波江さんは分からない人だなあ」
  「誠二以外の事なんか分かりたくもないわ…ちょっとこれ、忘れてるわよ」
  波江さんからチケットを受け取って、俺は映画館へと向かった。

  ホラーだけど…まあ、そんなに怖くなかった。実際にあったら嫌だけど。
  …あ、シズちゃん。誰かと携帯で話してる…?そうだ!!
  俺はシズちゃんに近寄って、携帯を奪った。
  「何しやがる…!」
  で、あの女の子にやったみたいに携帯の上でジャンピング。
  ああ、グシャグシャ聞こえるなあ。
  「…いざや君は殴り殺されたいか?潰し殺されたいか?」
  「シズちゃんが死んだらそれも本望だけど、俺が殺さなきゃだめだからね」
  「何を言って…」
  「はい、これで着信ナシになりましたっと」
  そう言ってもう一回足を降ろす。
  「いーざーやぁぁぁあああ!!」
  血管がありとあらゆる所に浮いてるシズちゃんの拳を避ける。
  「やだなあ、俺は心配してあげたのに」
  笑みを崩さないでシズちゃんの腹にナイフを刺す。もちろん死なないけど…。
  「手前に心配される筋合いなんかないんだよっっっっ!!!」
  「そんな、遠慮しないでよ」
  通る人は俺達を避けて通る。ドタチン達は見ているようだけど。
  「ねえ、シズちゃんはメールと電話とどっちで殺されるかな。
  俺は俺が殺す方に賭けるけど」
  「俺がそんなもんに殺される訳ないだろ…手前にもな」
  そういってニヤリと笑って…あ、この笑みに弱いんだよな、俺。
  シズちゃんは、映画の広告がついた電柱を折って襲いかかってきた。
  あ、襲いかかってきたってドキドキするけど、そうじゃなくて☆
  「マジ…?」
  「あ、そうだ」
  間一髪で電柱攻撃を避けた俺に、シズちゃんが聞いてきた。
  「あの女の団子、なんだったんだよ」
  「お団子…?」
  「手前の作ったのと同じ味がした」
  「知らないなあ。そんなの」
  そう言ったら目の前に黒いものが現れた。
  『呼び出されたから来たのに、何をやっているんだ』
  「セルティ?悪いな」
  「約束してたのならそう言ってよ…」
  セルティはシズちゃんを連れていった。あ、電柱そのまま。
  また邪魔が…!!どうして俺とシズちゃんの時間を…!
  でも、指輪を外してなくて嬉しい…。
  携帯、もう持たないでいてくれるかな…でも、それは無理?
  まあ、壊せただけいいよね。
  だから、シズちゃん。
  シズちゃんと話していいのは、俺だけなんだからね☆


  (これ、書いていて凄く楽しいのですよね。むしろ生き甲斐化しています。)
  05.3.27 けっぱ  08.10.11後書き修正