「きゃ、冷たいっ☆」

  【シズちゃんと俺 シズちゃんは萌だな可愛いな☆】

  臨也です☆なんと今日は、シズちゃんと海に来ています!!
  青い海、白い雲…そして足を突っ込むと…あつっ、砂浜!
  ちょっと早い…?そんなことはない!何で来られたか?嫌だなあ、俺の職業忘れたの?
  そして海には誰もいない。え、だってほら、その方がムード満点でしょ?
  「じゃ、入ろっか」
  そう言って服を脱ぎ、水着だけになった。シズちゃんは少し黙って、
  「………あぁ。着替えてくる」
  そう言って足早に更衣室に向かった。下に着てなかったんだ…もう、早くしてよね!

  臨也の水着姿に見とれてしまったなんて。あの白い胸、小さな躯…
  …って俺、何考えてんだよっ!相手は野郎だぞ!
  「畜生…」
  ぽつりと呟いて、着替えだす。何だってんだ。
  何で二人きりでお泊まりしなきゃいけねえんだ…!

  シズちゃん、遅いな…。まあ、カメラはばっちり仕掛けてあるけど☆
  ……シズちゃんの水着……きゃっ☆こんなのじゃ待ちきれない!
  「先に海、入っちゃうからね!」
  軽く準備体操をして、海に入る。
  「ゃっ…!」
  つめたーいっ!!でもシズちゃんと同じ所に入ると考えると…やだ俺ったら!
  「臨也?お前もう入ったのか…」
  シズちゃんが着替え終わっ…水着―!!あの筋肉、あの胸に抱かれたい…!
  「シズちゃんシズちゃん!来て来てっ!!早くぅ!」
  俺は笑いながらにやけながらそう叫んだ。
  「………何だよ…///」
  心なしか、シズちゃんの顔が赤い気がする。暑いからかな?
  なら、水で冷やすべきだよね!!
  「えいやっ!!」
  シズちゃんに思いっきり海水を浴びさせてあげた☆うわー、びっくりしてる。
  「臨也…手前っ!!」
  そう言ってシズちゃんは俺を抱えて―――思いっきり海面に叩き込んだ。
  ゴツン☆「ぶへっ!?」
  「…仕返しだ」
  …痛い…。でも確かに俺は見た。シズちゃんがとてもとても嬉しそうに、笑っていたのを。
  「もぉ、何するのさ!」
  と言って俺はシズちゃんの胸にジャンピング♪そのまま押し倒して溺れさせて――
  …そんなやりとりが暫く続いて、俺達は休憩することにした。

  なんだかんだ言って、結構楽しんでるよな…。
  無邪気に(ある意味有邪気だが)カニを探している臨也を見て俺は思った。
  「…あ、出てきた!」と言って臨也はカニの上でジャンプ。(サンダル使用)
  ………やっぱり有邪気だ。
  そんな事を考えながら俺は、砂浜の上で寝てしまった。

  「シズちゃん…?」
  寝ちゃったみたい。可愛いなあ。
  「…んっ…臨也…」
  俺の寝言…ああ、このままじゃ襲っちゃう。海で頭、冷やしてくるか。
  深いところに入って、浮き輪をつけて俺は泳いでいた。
  「シズちゃんがいなきゃ、つまんないよ…。いたっ…!?」
  そんなことを考えてたら、ちくりと足に痛みが走った。どうやらクラゲに刺されたらしい。
  早く戻ろうと急いで泳いだら、こんどは腕に刺された。
  災難だ。折角シズちゃんと海に来たのに。鼻がじーんとする。
  海から出て、浮き輪を持ってシズちゃんの隣に腰をおろす。
  俺はシズちゃんが目を覚ましそうにないことを確認すると――――
  声を押し殺すよう努力して、泣いた。

  「っ…うっ…えっ…」
  嗚咽のような音が聞こえる。急いで起きると、臨也が膝を抱えていた。
  その腕には、紅い痕。
  「いっ…臨也…!?」
  臨也が泣いている。何でだ。何で泣いてるんだよ。
  「………シズ…ちゃん…?クラゲに、刺されちゃって…」
  真っ赤な目で、臨也は言う。無理して笑いながら。何だか胸が痛くなった。
  「馬鹿野郎…!何で早く起こさねぇんだよ…!!」
  阿呆だ。怪我したのに、泣いてるだけだなんて。その間俺はぐうすか寝てたなんて。
  「ぇ…グス…シズちゃ…」
  「クラゲって、砂をこすりつけて海水つけて真水で洗うんだよな…?」
  おぼろげな知識を元に、応急処置をする。臨也は困ったような顔をして、泣きやまない。
  「シズ…ちゃ…ごめっ…」
  「いいから泣きやめ…!?」
  強く、強く俺の背中に腕を回す臨也。くらげって、そんなに痛いのか。

  「はぁ…」
  やっぱり、片思いなんだ…。あんなに近いのに…クラゲの痛さとそれで、泣いてしまった。
  現状はなんて厳しいのだろう。
  シズちゃんは驚きが勝って殴らなかったけど、抱きついたのはやばかったかなぁ…。
  「あーもう、やめやめ…!」
  バシャン。お湯の中に顔を埋め、俺はシズちゃんが着替えるのを待った。
  どうせお泊まりするなら温泉でしょ☆ここは結構穴場だし?
  ガラガラガラ(戸が開く音)チャポン
  「…ふぅ…」
  つー。
  …つー?あ、あれ!?
  「臨也、鼻血…」
  「ちょっと…のぼせたみたい…」
  シズちゃんの裸!ハダカ!HADAKA!ああもう、俺幸せ…くらり。
  にんまりと微笑んでから、俺は意識を失った。

  「…ざやっ…いざやっ…!」
  「…シズちゃん…?」
  俺にシズちゃんが浴衣で覆い被さるようにsh…えぇ!?美味しいよ、これ美味しいよ!
  「お前、のぼせて倒れて…」
  「…運んで、くれたの…?」
  こくりと頷くシズちゃん。そういえば、俺も浴衣だ。
  ―――――もう、たえられないよね。
  そのまま俺は、シズちゃんの上に乗って困惑したシズちゃんの浴衣を脱がして…
  ガチャ(ドア)「ドーターチーンっ!アイスのお金ー」「門田さーんって…えぇ!?」
  ………狩沢に、遊馬崎…?
  「…萌えーッ///!」
  「だだだだめっす!男なんかに萌えませんって!」
  二人は十分に騒いでから、隣の部屋に入っていった。…隣だったのか…?
  「………」
  「………」
  「………寝るか?」
  「…うん」
  邪魔さえ入らなければ、俺とシズちゃんは…!!
  …ねえ、シズちゃん。
  いろいろとあったけど…来年も、再来年も、また…一緒に行こうね?

  オマケ。その夜、静雄は歯ぎしりをものともせず安らかに眠ったという。
  オマケのオマケ。遊馬崎が我が家に帰ったとき、愛する本が全てなくなったという。


  (たたた大変遅くなりました…!!スナメリさんごめんなさい。
  ネタ提供もしてもらって。大好きです(告るな)。
  この文章はスナメリさんに限りお持ち帰り・転載OKです。)
  05.7.3.けっぱ  08.10.11後書き修正